デジタルオーディオあれこれ

半田ごての人。紙と鉛筆だけではちょっと。

2022-01-01から1年間の記事一覧

終に2bitDSMの完成。八台作るのは大変。

三年ぐらいかかったDSMのディスクリートDACが八台完成。マルチシステムの関係で、低音側と高音側の2チャンネルとそのためのX-overが入ったDAC。こんな構成のは自分で作るしかない。元々マルチに最適な装置は数が少なくて、市販品で作ると欠点の方が大きくな…

mofi-gate事件。現実と幻日の狭間。

昔ウォーターゲート事件と言うのがあって、以降は何かの疑惑があったりするとXX-gateと称する事が多い。今、主に英語圏のオーディオ界隈でチョー盛り上がっているのはmofi-gate事件。mofiとはmobile fidelityという過去の名盤をマニア向けのレコードとして発…

フーリエ級数vsFFT(離散フーリエ変換)。畳み込みに丸め込まれないためには。

一昔前の、つまりは昭和の頃のオーディオ関連の測定器と言えば、俗に言うOLDだった。Oはオシレーター、Lはレベルメーター、Dは歪測定器(ディストーションメーター)。テスターは勿論針式で入力抵抗も低くて、プレート電圧を測るような時には補正が必要だった…

ここで打ち止め。2bitDSMの五代目基板。

随分と長い旅になってしまったディスクリートのFPGADAC。方法論として可能性は限られている。まずはR2RかDSM。R2Rとして使えるものは、pcm1704のような既に製造終了したものは除いて、オーディオ用と産業用の高速RFDACに幾つかある。RFDACならば、PCMでもDSM…